4日は風が強まる 花粉の飛散量が少なくても対策を 2月下旬からスギ花粉のピークに
しばらく花粉の飛散量は「少ない」見込み
花粉飛散のピークはいつ?
飛散開始は例年より早い所もありましたが、ピークの時期は各地とも、おおむね例年並みで、10日から1か月ほど続く見込みです。また、ヒノキの花粉のピークはおおむね3月下旬から4月上旬になるでしょう。3月の気温が高めになる予想のため、ヒノキのピークは例年より早い予想で、期間は5日から2週間ほど続く見込みです。
強い風が吹く日や、急に暖かくなる日には、花粉の飛散が極めて多くなり、1平方センチメートルあたり100個以上観測される日がありそうです。花粉情報や気象情報を確認して、万全な対策を心がけましょう。
外出時にオススメの花粉対策
① メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。
② マスク
感染症予防として使用している方も多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。
③ 衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。