台風7号 上陸し近畿地方を北上 台風から離れた場所でも大雨・暴風に厳重警戒
大阪なども暴風域に
台風から離れた場所でも大雨や暴風に警戒
台風本体の雨雲がかかる地域だけでなく、台風から離れた地域でも台風周辺の湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となって、西日本や東日本では、あす16日にかけて、雷を伴った猛烈な雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。台風の速度が遅いため、総雨量が平年の8月の月降水量を超える大雨となるおそれがあります。
予想される24時間降水量
東海地方 350ミリ
近畿地方 300ミリ
中国地方 250ミリ
四国地方、北陸地方、関東甲信地方 200ミリ
の見込みです。
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
暴風・高波・高潮
15日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
近畿地方、東海地方 30メートル(45メートル)
四国地方、中国地方 25メートル(35メートル)
北陸地方 23メートル(35メートル)
の見込みです。
15日に予想される波の高さは、うねりを伴い
近畿地方 8メートル
東海地方 7メートル
四国地方、伊豆諸島 6メートル
の見込みです。
東日本から西日本の太平洋側では、うねりを伴った高波に警戒してください。
さらに、台風の影響で、東日本や西日本では、あす16日にかけて、潮位が高くなる所があるでしょう。近畿地方では、高潮に厳重に警戒してください。
土砂災害の前兆
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。