北陸 25日から今季初の本格的な黄砂飛来か 花粉も大量飛散 注意点や対策は
黄砂とは
黄砂は、4月を中心とした春に最も飛来しやすく、自動車や洗濯物に汚れが付着するほか、高い濃度のまま飛来すると、視程の悪化により大きな交通障害をもたらすことがあります。また、花粉症の症状が悪化したり、呼吸器疾患をおこすことがあるなど、健康面への悪影響が指摘されています。
今日23日(日)の段階で、大陸に発達した低気圧があり、中国大陸の内陸部では等圧線の間隔が混んで風が強まっている所があります。この風で巻き上げられた黄砂が低気圧の東進とともに日本付近へ飛来してくることになりそうです。
25日朝には広範囲に黄砂飛来 ピークは25日午後か
なお、23日(日)午後~24日(月)明け方にかけても、一部で薄い濃度ですが、黄砂が飛来する可能性があります。最新の情報に注意してください。
黄砂飛来時の注意点や対策は
人への影響としては、花粉症が悪化したり、目や鼻、皮膚などのアレルギー症状との関連が報告されています。また、呼吸器や循環器に疾患のある方は症状が悪化することがあるとされており、特に注意が必要です。外出の際はマスクを着用し、特に黄砂の濃度の高い時間帯は外出を控えた方がよい場合もありそうです。
花粉も飛散ピーク 25日や27日は「極めて多い」予想も
また、27日(木)は日本海を低気圧が進んで南寄りの風が強まり、いわゆる「フェーン現象」となる可能性があります。雨の降りだしの遅い新潟県や富山県では「極めて多い」予想となっており、雨の降りだしのタイミング次第では石川県や福井県も花粉の飛散量が多くなるおそれがあります。
28日(金)と29日(土)は雨が降り、花粉の飛散量が抑えられそうですが、その後、雨上がりとなると再び花粉飛散量が増えるおそれがあります。
北陸地方でのスギ花粉の飛散は4月になると徐々に落ち着きそうですが、ヒノキの花粉を含めれば花粉シーズンは4月前半頃まで続くと予想されます。
花粉症の方は、外出時はマスクやメガネを着用し、花粉を取り込まないようにしてください。帰宅時は、家の中に花粉を持ち込まないように、衣服や体についた花粉を払ってから家の中に入りましょう。また、うがいに加えて洗顔もしましょう。