北陸 2日は台風21号から変わる低気圧で大雨のおそれ その後は標高の高い峠で雪か
台風21号 猛烈な勢力まで発達も2日には東シナ海で温帯低気圧に変わる
2日は台風21号から変わる低気圧の影響で警報級の大雨のおそれ
また、本州付近には1日(金)午後以降、前線が停滞する見込みです。台風21号や台風21号から変わる見込みの低気圧から暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発となるでしょう。
北陸地方では、低気圧の接近前から前線による発達した雨雲がかかり、特に2日(土)は前線の活動の程度や台風21号から変わる見込みの低気圧の進路次第では警報級の大雨となるおそれもあります。9月21日の能登豪雨や1月1日の能登半島地震の影響で地盤が緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。最新の情報に注意してください。
低気圧通過後は「冬型」 標高の高い峠で雪か
記録的に遅くなっている立山・白山初冠雪
立山ではデータのある1939年以降、11月に初冠雪がずれ込んだ年は過去2回しかありません。今年は4日(月・祝)からの冬型が緩む6日(水)または7日(木)に初冠雪を観測する可能性がありますが、そうなれば、今年は8年ぶり、3回目の11月の初冠雪となります。
初冠雪は通常、山頂部が雪で白くなったことが麓の気象台から確認された場合が多くなっていますが、4日(月・祝)からの冬型では標高3000メートル級の山だけではなく、標高1000メートル前後でも降水があれば雪の可能性があります。このため、今年は山頂部だけでなく、中腹の標高の低いところまで一気に白くなるかもしれません。
※初冠雪とは、8月1日から翌年の7月31日までに山麓の気象官署から見て、山頂付近が初めて積雪などで白く見えることを言います。
麓から見えることが条件で、山に登って、雪が積もっていることが分かっても、雲に邪魔されて見えない場合は初冠雪にはなりません。遠くから見えるくらいの雪が積もり、その後、晴れて、麓から確認できたときに、初冠雪となります。なお、立山は山脈上の峰ですが、富山地方気象台では「立山(雄山・大汝山・富士ノ折立)」を対象に初冠雪を観測しています。