北陸 23日は南寄りの強風と短時間強雨に注意 フェーン現象で異例の真夏日も
2024年10月22日15:46
寒冷前線が通過 短時間強雨や落雷・突風などに注意
北陸地方では、前線通過時を中心に雷を伴った強い雨が降り、局地的には1時間に30ミリ以上の激しい雨の降る所もあるでしょう。土砂災害や低い土地の浸水・河川や用水路の増水に注意してください。また、落雷や突風、ヒョウの降るおそれもあります。雷鳴が聞こえてきたらなるべく頑丈な建物の中に移動しましょう。
※9月21日の能登豪雨や1月1日の能登半島地震の影響で地盤が緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害に注意が必要です。
南寄りの強風にも注意
南寄りの風のピークは
福井:22日夜~23日朝
石川:23日未明~朝
富山・新潟:23日午前中
となる見込みです。
なお、寒冷前線通過後は沿岸部を中心に西寄りの風がやや強まる所がありそうです。
10月下旬なのに真夏並みの暖気流入 フェーン現象で30度以上も
今回は暖気の流入が午前中が中心であることや、曇りや雨で日差しが少ない影響で、真夏の晴れた日のような気温の上昇こそありませんが、南寄りの強風(=フェーン現象)の影響で、23日(水)の予想最高気温は富山や金沢で30度が予想されます。過去最も遅い真夏日の記録が富山は10月15日、金沢は10月23日となるので、もしこのままの予想なら富山は過去最も遅い真夏日となり、金沢は137年ぶりに過去の記録に並ぶ(10月下旬の真夏日も137年ぶり)こととなります。
気温の寒暖の変動が大きくなっていますので、体調管理に十分に注意してください。
23日は車の運転に注意 橋梁部では横風に注意
トンネルの出入り口付近も風が強まりやすいポイントとなります。北陸地方を走る高速道路は、新潟・富山県境付近の親不知周辺など、トンネルと橋梁が連続する区間もあります。速度規制や通行止めなど、交通情報をよく確認し、通過する際はハンドルをしっかりと持ち、スピードを落として運転することが大切となります。
寒冷前線通過後は沿岸部を中心に西寄りの風が強まる所があるでしょう。石川県の沿岸部など、西風の方が強くなる地域もありそうです。沿岸を通る道路では23日(水)午後も車の運転には注意してください。