北陸 9日~10日に季節外れの黄砂飛来か 異例の暖かさも 北陸三県の初雪はいつ
低気圧が大陸で発達 砂を巻き上げつつ日本付近へ接近か
北陸地方では、9日(土)夜から10日(日)午前中にかけて、広い範囲で黄砂が予想され、視程が10キロメートル未満となる所があるでしょう。もし、黄砂が12月に新潟で観測されれば、1967年の統計開始以降初めてになります。
※現在、黄砂を観測している地点は、札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、鹿児島、那覇の全国11地点です。
黄砂の影響は?
また、アレルギーや呼吸器疾患をお持ちの方は、症状が悪化するおそれがありますので、外出時はマスクを着用して体に取り込まないようにしましょう。洗濯物や布団などの外干しは、土曜日の早い段階で行い、土曜日の夕方以降は部屋干しとしたほうがよさそうです。
9日(土)は異例の暖かさも 12月なのに20度超えの所も
各地の最高気温は、富山で21度、金沢や福井でも20度が予想されます。北陸地方で12月に20度を超えることは珍しく、もし20度を超えた場合は、富山・福井では2018年以来5年ぶり、金沢でも2019年以来4年ぶりとなります。
富山・金沢・福井 遅れている初雪はいつ
向こう一週間は、特別に強い寒気の南下はなく、平地では降り物は雨でしょう。一方、17日以降は平地で雪をもたらす寒気が入ってきて、広く雪となり、初雪となる可能性があります。初雪は平年より大幅に遅れますが、18日以降も雪が続き、初雪が初積雪となる可能性があります。
今年は暖冬傾向の予想ですが、日本海の海面水温が平年より高いこともあり、暖冬傾向の中の短期間の大雪には注意が必要となりそうです。