北陸 10日の雨のあとは今季一番の寒気 峠では積雪か 冬タイヤが必須になる所も
10日(金)は、寒冷前線通過 一時的に雨脚が強まり、発雷の可能性も
11日(土)以降は冬型 12日(日)夜~13日(月)は標高の高い峠では積雪も
寒気のピークは12日(日)夜~13日(月)朝となり、上空5500メートル付近でマイナス30度の寒気が流れ込むでしょう。これは、条件によっては平地でも雪となるほどの寒気となります。今回は地上付近の温度が高めのため、平地での初雪の可能性は低いでしょう。一方、日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)の発生は見込まれ、降水量が多くなるおそれがあります。
標高の高い峠では道路にもしっかりと雪が積もり、今シーズン初の本格的な降雪となる可能性があります。車で峠越えを予定されている方は、冬タイヤへの交換やチェーンの携行など、雪への対策が必要です。また、紅葉シーズンでもあり、登山などを予定されている方は、低山であってもしっかりとした防寒対策が必要です。特に、標高1500メートル以上の山岳はドカ雪や猛吹雪が予想されるため、計画の変更をお勧めします。
平地では降雪の可能性は低いものの、アラレや雹が積もるおそれはあります。これは、日本海の海面水温が引き続き高い中、上空5500mには真冬並みの寒気が入るため、大気の状態が非常に不安定になって積乱雲が発達しやすい状態となるためです。路面が一気に白くなることもあるので、車の運転には十分な注意が必要です。
記録的な暑さから一転、気温急降下 体調管理に注意
一方、10日(金)に寒冷前線が通過後、11日(土)は最高気温が15度と平年を下回り、13日(月)には11度と12月上旬並みとなる見込みです。4日間で2カ月以上も季節が進むこととなり、体に堪える気温差となるでしょう。
最低気温も11日(土)以降は10度を下回る予想で、冷え込みが強まります。これまでの暖かさに身体が慣れてしまっている可能性があるため、気温差で体調を崩しやすくなっています。風邪など引かないように注意して下さい。