北陸 6月早々福井を中心に大雨か 台風2号の動向は?
6月1日(木)夜には強い雨雲がかかり始め、2日(金)にかけて福井を中心に大雨に
北陸地方では、1日(木)の夜には福井の嶺南を中心に強い雨雲が広がる所があり、その後、2日(金)にかけて、前線に近い福井では強い雨雲がかかり続けるため、大雨となるおそれがあります。石川、富山、新潟の上・中越の山沿いでも2日(金)の日中を中心に雨脚の強まる時間帯があり、山間部を中心に総雨量が多くなるおそれがあります。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などに注意・警戒が必要です。なお、3日(土)には前線が南へ下がり、次第に雨が止んできますが、2日(金)までに降った雨で地盤が緩んでいるため、3日(土)まで土砂災害に注意・警戒が必要です。
また、今回は太平洋側を中心とした大雨になります。富山では大きな河川の水源が岐阜県側にあるものがあり、平地でそれほどの雨量になっていなくても河川の水位が急激に上昇することが考えられます。むやみに河川に近づくことのないようにしましょう。
台風2号は本州の南海上を進み、現段階では北陸地方への直接の影響はない
ただ、台風の進むスピードで予測モデルにバラつきがあります。最新の台風情報を常に確認するようにしてください。
雨の季節間近 できることから早めの対策を
大雨に対する備えをできることから始めていきましょう。
まずは、市役所やHPなどから、最新のハザードマップを準備し、避難場所と避難経路を、それぞれ複数確認しましょう。また、特段の理由がない限りは徒歩での避難を想定しましょう。車での避難は渋滞や立ち往生の発生で、かえって避難が遅れるだけでなく、復旧作業の際の障害となります。
非常用品の準備もしておきましょう。懐中電灯の球切れや食品の賞味期限切れ等にも要注意。「いざとなったときに使えるか」も確認し、足りないものがあれば買い出しを行いましょう。携帯・スマホの充電器は最近はUSB形式のものが多くなっていますが、災害時は停電が起きるリスクもありますので、乾電池式等のものをお勧めします。
家の周りでは、側溝などの掃除をしておきましょう。側溝が詰まっていると大雨時に排水が追い付かず、浸水してしまうおそれがあります。
また、台風や前線の位置などは、予測が変わる場合も多くなっていますので、常に最新の気象情報を確認するようにして下さい。