北陸 富山と福井で今年初の真夏日 あすはさらに広い範囲で真夏日予想 熱中症注意
富山・福井では既に30度超え この後気温はさらに上がり、5月としては記録的な暑さの所も
このあとも晴れて気温が上がり、富山の最高気温は33度に達するでしょう。富山では5月のこれまでの最高気温の記録は、2017年5月30日に観測された33.3度となっており、この記録に迫る可能性もあります。
その他、新潟も28度と今シーズン一番の暑さとなるなど、この時期としては厳しい暑さとなるでしょう。
気温が上がっている要因は気圧配置になります。北陸地方は本州の南海上に中心を持つ高気圧に覆われています。一方、大陸方面には気圧の谷があり、いわゆる「南高北低」の気圧配置となっています。この気圧配置となると、北陸地方では全般に西寄りの風が吹きます。地形的に、金沢などは海風となるため、気温の上昇が抑えられますが、富山は温まった陸地を通る風向きとなるため、気温が上がりやすくなります。
あす18日(木)はさらに広い範囲で真夏日となり、5月なのに2日連続真夏日の所も 熱中症に注意
最高気温は新潟で30度、長岡で31度など、新潟でも広い範囲で真夏日となるでしょう。福井も32度と、きょう以上の暑さ、富山は海風が一時的に入る影響で、きょうほどは気温が上がりませんが、それでも31度と、2日連続の真夏日となる見込みです。
この時期は体がまだ暑さに慣れていない時期のため、熱中症には十分な注意が必要です。
梅雨入り前にかけて、真夏日が急増する時期
最新の1か月予報でも、6月上旬ごろまでは平年と同様に晴れの日が多い予想となっており、晴れの日を中心に気温が上がる日もあることから、今年も梅雨入り直前の時期にかけて真夏日が増える可能性があります。
熱中症を防ぐポイントは?
気温の上がった日はこまめな休憩と水分補給を心がけ、無理をせず、エアコンなどで室内の温度を適切に下げましょう。特に高齢者は熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど十分お気を付けください。