北陸 17日(月)は前線の通過で大雨か 鍵は南海上の熱帯低気圧 季節の進みも加速
週末は行楽日和。しかし、週明け月曜日は降水量が多くなるおそれ
一方、週明け月曜日は前線が日本海を南下し、西日本から進んでくる前線と一体化しつつ、北陸地方を通過するでしょう。北陸地方では、全般に雨となり、前線の活動の程度によっては降水量が多くなるおそれがあります。局地的には1時間に20mm前後の強い雨の降る所もありそうです。土砂災害や低い土地の浸水に注意して下さい。
降水量の予想は南の海上の熱帯低気圧次第
沖縄の南には熱帯低気圧があります。この熱帯低気圧は、17日(月)にかけて台湾の南へ進むでしょう。北陸地方への直接の影響はありませんが、17日(月)に本州付近を通過する前線や気圧の谷に向かって、この熱帯低気圧由来の暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。更に太平洋高気圧の縁を廻る湿った風も流れ込み、前線の活動が活発化するおそれがあります。暖かく湿った空気の流れ込みが強まった場合は、前線の活動が活発となり、北陸付近にも強い雨雲がかかるおそれがあります。最新の情報に注意して下さい。
17日(月)の雨を境に季節が進む 標高2000m前後の山でも一時冬山へ
このため、北陸地方では気温が急降下し、季節が一気に進むでしょう。富山では16日(日)の最高気温は24度と10月上旬並みですが、18日(火)は16度と11月中旬並みで、17日(月)の雨の前後で季節が1か月以上も進むこととなりそうです。その後も20日(木)にかけて最高気温が20度に届かない所が多くなりそうです。気温の変化により、体調を崩さないように注意が必要です。
また、18日(火)夜~19日(水)の朝にかけて、北アルプスはもちろん、谷川連峰や魚沼三山・苗場山など標高2000m前後の山でも雪となり、積雪となるでしょう。登山道に雪が積もり、冬道となりますので、この方面へ登山を計画されている方は、冬山の装備が必要です。場合によっては登山計画の変更など、慎重な行動計画が必要です。