北陸 台風15号が今夜から24日にかけて東海から関東に接近 北陸地方への影響は?
台風の中心は東海から関東を通過も、油断は禁物
北陸地方への最接近は福井・石川・富山では今夜遅くから明日24日(土)の朝にかけて、新潟では明日24日(土)の朝~夜遅くとなるでしょう。しかし、台風の北側に発達した雨雲が集中していますので、台風の接近前から強い雨に注意が必要です。14時現在で、既に東海地方に発達した雨雲が掛かっており、このあと、北陸地方にも山間部を中心に発達した雨雲が流れ込むおそれがあります。
また、今夜遅くから明日24日(土)の午前中にかけては、前線が日本海から北陸地方を通過するでしょう。前線に向かって台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発化するおそれがあります。北陸地方では、前線通過時の短時間の激しい雨に注意が必要です。
福井・石川・富山では、これから明日24日(土)の明け方まで、新潟では明日24日(土)の昼過ぎにかけて、雷を伴って、1時間に30ミリ以上の激しい雨の降る所があるでしょう。低い土地の浸水や河川の増水・土砂災害・落雷・突風などに注意が必要です。また、台風が予報円の北側を進んだ場合は一部で強風域に入る可能性があります。北陸地方では海上や沿岸部を中心に、北寄りの強風にも注意が必要です。
危険な場所には近づかない方が得策
また、東海地方では台風の中心付近のより発達した雨雲がかかる予想です。富山県の神通川や庄川など、岐阜県を水源とする河川では、下流側でそれほど雨量が多くなくても、上流側で降った大雨により、増水するおそれもあります。川の様子を見に行くなどの危険な行動は避けた方が良いでしょう。