石川県珠洲市で震度5強の地震 22日(水)からは雨の予想 土砂災害に厳重警戒
20日午前10時31分頃、石川県能登地方を震源とするマグニチュード5.0の地震が発生し、石川県珠洲市で最大震度5強を観測しました。気象庁によると、揺れが強かった所では、今後1週間程度、震度6弱程度の地震が起きる可能性があるとして注意を呼び掛けています。強い揺れに見舞われた所では地震による揺れで土砂災害の危険が高まっています。更に22日(水)からは雨の降る予想があり、25日(土)頃は雨量が多くなるおそれもあります。天気の良い21日(火)までに備えをした方が良さそうです。
2日連続の強い地震 今後1週間程度、最大震度6弱程度の地震に注意 群発地震は当面継続か
20日午前10時31分頃、石川県能登地方を震源とするマグニチュード5.0の地震が発生し、石川県珠洲市で最大震度5強を観測しました。気象庁によると、揺れが強かった所では、今後1週間程度、震度6弱程度の地震が起きる可能性があるとして注意を呼び掛けています。
珠洲市では昨日19日午後3時8分頃に発生した地震により、最大震度6弱を観測したのに続いての大きな地震となりました。また、この地域では、2020年終わりごろから地震活動の活発な状態が続いており、昨年2021年9月16日にも最大震度5弱を観測していました。気象庁は今後も当面、地震活動の活発な状態が継続すると考えられるとして、引き続き注意を呼び掛けています。
地震の後片付けや今後の地震への備えは天気の良い明日までに 熱中症には要注意
このあと、明日21日(火)にかけては、北陸地方は梅雨前線の北側の高気圧に覆われるため、雲が多めながらも晴れ間も出るでしょう。地震の後片付けなどは明日までに済ませると良さそうです。ただ、これまでの地震で地盤が緩んでいる所があり、雨が降らなくても土砂災害の危険があります。崖など危険な場所には近づかないようにしましょう。また、この時期の日差しは強烈です。明日21日(火)の珠洲市の最高気温は28度前後まで上がる予想になっています。こまめな休憩や水分補給など、熱中症に十分に注意して下さい。
22日(水)には梅雨前線が北上し、雨の予想 土砂災害に厳重に警戒
22日(水)には、梅雨前線が日本海まで北上し、夜には珠洲市にも雨雲が広がる予想です。特別に強い雨ではないものの、地震により、少しの雨でも土砂災害の起きるおそれがあります。少なくとも22日(水)の午前中までに避難場所や安全に避難できそうな経路の確認、あるいは自宅にとどまった方が良いのかの判断を行ってください。なお、気象庁は昨日の地震による地盤の緩みにより、雨による土砂災害の危険性が通常より高まっているとして、当分の間、「大雨警報」と「大雨注意報」、石川県と金沢地方気象台が共同で発表する「土砂災害警戒情報」の発表基準を、当分の間、通常の7割に引き下げて運用しています。
梅雨前線活動活発化 梅雨の最盛期へ 土砂災害に厳重に警戒 雨量が多くなる日も
23日(木)以降は、梅雨前線が日本海や北陸付近に停滞しやすくなり、珠洲市では雨の降る日が多くなるでしょう。特に24日(金)~25日(土)と、来週28日(火)~29日(水)は、前線が日本海を南下するパターンとなり、雨量が多くなるおそれがあります。土砂災害に厳重に警戒し、崖などの危険な場所には近づかないようにしてください。また、余震のおそれもありますので、普段以上に早めの避難を意識するようにしてください。