北陸 春本番の陽気に油断禁物!来週は平地でも大雪の恐れ
この週末は春本番の陽気となりますが、来週の水曜日から木曜日を中心に平地でも再び雪が降り、大雪のおそれがあります。交通障害が発生する可能性もあるので最新の情報に注意して下さい。
週末の春の陽気に油断禁物!!一気に真冬へ逆戻り
今日の北陸地方は、高気圧に覆われて晴れ間が広がりました。最高気温は各地で3月並みとなり、福井は4月上旬並みの暖かさとなりました。この週末は、晴れて最高気温は4月上旬から中旬並みの所が多く、春本番の暖かさとなるでしょう。しかし、冬はまだ終わっていません。来週は気温が急降下し、季節が一気に逆戻りするでしょう。火曜日は新潟県や山間部を中心に、水曜日からは北陸三県の平地を含めて広い範囲で雪が降るでしょう。特に、新潟県と富山県では、平地でも大雪となるおそれがあります。
新潟・富山は平地でも大雪か
17日水曜日以降、北陸地方の上空に強い寒気が南下する見込みです。寒気のピークは17日夜~18日にかけてで、北陸の上空5500m付近にマイナス36度、上空1500m付近にマイナス12度前後の寒気が流れ込むでしょう。
新潟方面は、短時間に強い雪をもたらす日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)がかかり、平地でも局地的に大雪となるおそれがあります。同じ場所でJPCZによる大雪が半日~1日程度続く可能性があり、交通障害の発生に十分な注意が必要です。また、全般に西寄りの風となるため、富山県の平地でも降雪量が多くなるおそれがあります。
北陸地方の沿岸部を中心に西寄りの風が強く吹くため、暴風雪による視程障害にも注意が必要です。
※JPCZの動向や風向きによっては大雪の範囲が変わる可能性があります。最新の情報をご確認ください。
買い物はこの週末のうちに
1月上旬の大雪では道路への急激な積雪の増加により、大渋滞や立ち往生が頻発しました。今回は、1月上旬の大雪の時よりは寒気の持続期間が短く、積雪量は多くならない見込みです。ただ、短時間に強い雪の可能性はあり、幹線道路での大渋滞や立ち往生の発生のおそれがあります。融雪装置のついていない生活道路など、除雪が行き届きにくい所などでは車がスタックする可能性が一層高まります。また、除雪した道でも路面凍結によるスリップ事故には要注意です。
食料や足りない装備品などの買い出しはこの週末のうちに行うことをお勧めします。大雪時にはなるべく外出しなくて済むようにしておきましょう。
大雪時、車を使わざるを得ない方は
①タイヤチェーンを携行する
②スタックした時のためにスコップや牽引ロープを用意する
③気象情報・道路情報をこまめに確認する
④燃料を満タンにして出かける
など、十分な準備を行い、スピードは控えめに、慎重運転でお出かけください。