関東でゲリラ雷雨 帰宅ラッシュを直撃 東京23区でも道路の冠水・落雷・停電に注意
関東でゲリラ雷雨 帰宅ラッシュを直撃
帰宅時間帯は東京23区など都市部にも、雨雲や雷雲が流れ込んでいます。
1時間雨量は、足利(栃木)54.5ミリ(~19:08)、佐野(栃木)51.0ミリ(19:21)、八王子(東京)51.0ミリ(~19:30)など、所々で滝のような非常に激しい雨が降り、落雷も多数観測。練馬(東京)でも33.0ミリ(速報値)と、バケツをひっくり返したような雨が降っています。
19時30分までに、栃木県、群馬県、埼玉県では停電が発生している所があります。
明日20日明け方にかけて、大気の不安定な状態が続きます。局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨や落雷、竜巻などの突風に警戒が必要です。
明日20日の日中はいったん日が差す所もありますが、気温が上がる午後は再び大気の状態が不安定となります。天気の急変に注意が必要です。
街中でゲリラ豪雨(局地的な大雨)が発生 避難のポイントは
①雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。
②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。
③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。
停電への備え
停電が発生すると、エアコンや扇風機が使えなくなり、室内の気温や湿度が急上昇して、熱中症のリスクが高まります。事前に、冷やしたペットボトル入りの水や麦茶、スポーツ飲料、冷却グッズ(ネッククーラーや保冷剤など)を用意しておくとよいでしょう。クーラーボックスやうちわ、携帯型扇風機もあると役立ちます。衣服は通気性の良い素材や、速乾性に優れた素材のものを選びましょう。
停電になった際は、薄着になってこまめに水分を摂取しつつ、保冷剤や氷、水でぬらしたタオルなどで体を冷やして、体温の上昇を抑え、熱中症を防いでください。