警報級の大雨エリアは東へ 関東は帰宅時間帯がピーク 交通機関に影響のおそれ
太平洋側を中心に滝のような雨 6月1位の大雨の所も
18日明け方~朝は、沖縄県や高知県で1時間に60ミリ以上の非常に激しい雨が降り、24時間雨量の日最大値(午前10時まで)は沖縄県久米島で293.5ミリと6月1位の値を更新しました。
大雨エリアはゆっくりと東へ移り、昼前からは和歌山県や静岡県などで、1時間に30ミリ以上の激しい雨が降っています。
警報級の大雨いつまで?
一方、近畿は昼前後が大雨のピーク、東海は夕方にかけて1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨の降る所があるでしょう。
関東は夕方~夜の初め頃が大雨のピークで、神奈川や千葉など沿岸部を中心に風も強まりそうです。ちょうど帰宅時間帯と重なるため交通機関に影響が出る恐れがあります。大気の状態が非常に不安定となるため、落雷や突風にも注意が必要です。
明日19日は再び真夏日に
大雨時に危険な場所
① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。
② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。
③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。
⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。