遅れる九州北部~関東甲信の梅雨入り 梅雨入りが遅いときの要注意点3つ
記録的に遅い梅雨入りか
今年は太平洋高気圧の北への張り出しが弱い、偏西風が平年より南へ蛇行などの影響で、梅雨前線の北上が遅れています。
この先は、梅雨前線は南西諸島~日本の南に停滞する日が多いですが、15日(土)以降は太平洋高気圧が強まり梅雨前線は本州付近に北上する見込みです。九州~関東で広く雨が降り、早ければこのタイミングで梅雨入りとなるでしょう。ただ、17日(月)には一時的に高気圧に覆われて、晴れる所が多くなるため、週末の梅雨入りが見送られると、関東甲信などでは記録的に遅い梅雨入りとなりそうです。
関東甲信地方の梅雨入りが6月後半(16日以降)にずれ込んだ年は7回あり、一番遅い梅雨入りは1967年と2007年の6月22日です。関東甲信の梅雨入りが6月後半(16日~)になると、2007年以来、17年ぶり。中国や九州北部は16日頃の梅雨入りとなると過去5番目に遅い記録になります。
遅い梅雨入り要注意① 真夏並みの危険な暑さ&湿度アップ
北海道~九州、沖縄まで最高気温25℃以上の「夏日」が続出、今週の後半は最高気温30℃以上の「真夏日」が今年初めて300地点を超える見込みです。東京都心でも今年初めて真夏日となる予想です。
更に最高気温35℃以上の「猛暑日」が全国で今年初めて観測される可能性があります。14日(金)は群馬県高崎市、京都府福知山市、大分県日田市で最高気温35℃の予想が出ています。
本格的な雨の季節を前に、湿度もアップするため、かなり蒸し暑くなりそうです。湿度が高いと汗がうまく蒸発出来ず、身体に熱がこもりやすくなり熱中症のリスクが高まります。こまめに休憩や水分をとり、熱中症には十分に注意しましょう。また、食中毒が発生しやすくなるため、食品の管理にもご注意下さい。
遅い梅雨入り要注意② 紫外線
遅い梅雨入り要注意③ 急な雨や雷雨
黒い雲が見える、ゴロゴロと雷鳴が聞こえる、急に冷たい風が吹く時は、雷雲が近づいているサインです。頑丈な建物に避難しましょう。
【竜巻から身を守るには】
屋外にいる時に、竜巻が接近してきたら、なるべく頑丈な建物の中に避難してください。体を小さくするなど、できるだけ低い姿勢で頭と首を守りましょう。どうしても避難できない場合は、無理をしないで、物陰や、水路などのくぼみに、身を伏せましょう。
【落雷から身を守るには】
野外などで、避難できる場所が近くにない場合は、しゃがみ込んで、耳をふさぐ姿勢を取りましょう。靴のかかとを接触させ、つま先立ちで姿勢を保つようにしてください。落雷時に地面からの電流で感電することがあります。地面に寝ころばない(特に腹ばい)ようにしてください。
【降ひょうから身を守るには】
一刻も早く近くにある建物の中や屋根のある場所に避難しましょう。 大粒のひょうは傘を突き破る危険性があります。 周りに建物がない場合は鞄や衣服などで頭と顔を守りましょう。