日本海側から雨エリア拡大 各地の雨や雷雨に注意する時間帯は? 雨の後は気温急降下
秋田県 10月1位の大雨の所 激しい雨や雷雨に注意
雨雲レーダーを見ると、11時現在、九州や中国地方~北日本にかけて、前線に伴う雨雲がかかっています。秋田県や石川県など東北や北陸では、1時間に10ミリ前後の雨が断続的に降っていて、秋田県五城目町では、12時間雨量の日最大値が101.5ミリ(11時まで)と、10月1位の値を更新しました(統計開始:1976年)。11時現在、秋田県に大雨警報(土砂災害)発表中です。今夜(20日)遅くにかけて、土砂災害に警戒が必要です。
午後は、前線に伴う雨雲が次第に南下するため、広く雨や雷雨となるでしょう。
各地の雨や雷雨の時間帯
中国・四国~近畿は、夕方くらいまで雨や雷雨の所が多くなりそうです。
東海は、午後は次第に雨で、夜のはじめ頃まで所々で雨や雷雨となるでしょう。
関東は北と西に2000メートル級の高い山があるため雨雲がブロックされやすいですが、午後は所々でにわか雨がありそうです。
北陸や東北、北海道は、あす21日(土)にかけて断続的に雨や雷雨となるでしょう。特に、東北の日本海側を中心に、1時間に30ミリ以上の激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。あす21日(土)朝にかけて予想される雨量は、多い所で100ミリの見込みです。たった一日で、10月ひと月分の雨量の6割以上の雨がザッと降る所もあるため、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に注意・警戒が必要です。
雨の後 南風から北風に変わり気温急降下
日中は南風で気温が上がる所も、夕方以降は次第に北風に変わり、夜はグッと冷える見込みです。日中は夏日の所も、夜は上着が必須となります。
一方、九州北部や中国地方では、午前中から北風となっていて、朝から気温はほとんど上がっていません。むしろ、福岡市などでは、朝より日中の方が気温が下がっています(福岡市:午前6時は19.5℃→午前11時は16.8℃)。風邪を引かないようご注意下さい。
あす21日土曜 北日本中心に荒天 北海道は平地で雪
山のレジャーは、計画の見直しを含めて無理のないように注意しましょう。