9月にかけて猛烈な暑さ続く 気象庁「高温に関する情報」発表 熱中症に厳重警戒
8月最後の日曜日 西日本を中心に猛暑
16時までの最高気温は、福岡県久留米市で37.1℃と、久留米市では6日ぶりに37℃を超え、本日(27日)全国1番の暑さに。その他、福岡市36.0℃など、西日本を中心に900地点あまりあるアメダスの内、41地点で猛暑日となりました。
その他の各地は、那覇市32.1℃、広島市33.5℃、大阪市34.1℃、名古屋市33.6℃、東京都心32.4℃、新潟市34.3℃、仙台市32.3℃、秋田市34.7℃、札幌市30.7℃などとなっています。
8月は体温超えの危険な暑さが続き、今年は福島県伊達市(梁川)と石川県小松市で、最高気温40.0℃(今年全国1位)を観測しています。猛暑日地点は、連日のように100地点超えでしたが、10日ぶりに50地点以下となりました(南鳥島を除く)。
北日本・東日本中心 猛暑日の日数が過去最多記録を更新中
東京都心では、最高気温35℃以上の猛暑日の日数が21日と、過去最多記録を更新中ですが、最高気温30℃以上の真夏日が、きょう27日(日)で53日間連続(2023年7月6日~27日まで)と、過去の記録(2004年:40日間連続真夏日)を大きく更新中です。
あす28日(月)から再び猛暑日続出
きょう27日(土)は、猛暑日は41地点(16時まで)と、グッと少なくなりましたが、あす28日(月)から再び、連日のように猛暑日100地点超えとなりそうです。また、夜の気温の下がり方も鈍く、九州~東北では熱帯夜(夜間の気温が25℃以上)が続く見込みです。
9月も猛暑 「高温に関する全般気象情報」発表

北日本:北海道、東北
東日本:関東甲信、北陸、東海
西日本:近畿、中国、四国、九州北部、九州南部
熱中症の応急処置
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。