来週月曜にかけ 九州など再び警報級の大雨 災害リスク急激に高まる 今出来る備えは
再び前線停滞 活動が活発に
九州 更なる大雨災害に警戒を
九州北部(山口県を含む)では6月30日(金)頃から大雨となり、7月1日(土)未明、山口県で線状降水帯が発生。7月3日(月)は熊本県で一日に2回も線状降水帯が発生するなど、度々記録的な大雨となり土砂災害や河川の氾濫など大雨災害が発生しました。これまでの大雨により地盤が緩んでいる所や、川の堤防などが傷んでいる所があるおそれがあります。今後は少しの雨でも災害の危険性が急激に高まる可能性があるため、さらなる大雨災害に厳重な警戒が必要です。
中国地方 10日(月)にかけて断続的に雨
北陸 8日(土)~9日(日)警報級の大雨のおそれ
梅雨前線は11日(火)以降も日本付近に停滞し、さらに雨量が増えるおそれがあります。最新の気象情報をこまめに確認して下さい。
予想される雨量

8日(土)正午まで
九州北部地方:200ミリ
9日(日)正午まで
九州北部地方:200ミリ~300ミリ
10日(月)正午まで
九州北部地方:100ミリ~200ミリ
今できる大雨への備え
備えておいていただきたいことは、次の3つです。
①避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
②非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。
いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。