台風2号 「非常に強い」勢力へ 5月としては異例の発達も 次の週末から影響か
海面水温30℃前後エリアを進み急発達
今後、台風2号は発達しながらカロリン諸島からグアムやサイパンなどがあるマリアナ諸島を北西へ進み、26日(金)はフィリピンの東へ進むでしょう。このエリアは、海面水温が30℃前後(平年差+1℃)と高く、水蒸気をたっぷりと補給しながら急発達する見込みです。
中心気圧925hPa予想 5月としては異例の強さに発達か
中心気圧は、24日(水)は950hPa、25日(木)には935hPa、26日(金)には925hPa・最大風速50m/sと急発達する見込みです。5月に台風の中心気圧が950hPaを下回れば、2015年(6号、7号)以来8年ぶりのことです。5月だけみると8年ぶりですが、2021年台風2号は4月に895hPaまで下がり「猛烈な」勢力に、その後は勢力を落としたものの沖縄・奄美に接近しました。
台風の進路の予想は、まだ幅がある状況です。北上すれば、日本列島周辺の海面水温はまだ高くないため勢力は弱まりますが、西よりに進む場合は海面水温が27℃前後あるため、勢力をあまり落とさず沖縄など列島に近づくおそれがあるため、今後の動向にご注意下さい。
次の週末以降、沖縄など日本列島に影響を与えるおそれがあります。台風の進路次第で大きく予報が変わる可能性があるため、最新の台風情報に注意が必要です。
梅雨・台風シーズン前に ハザードマップを確認
ハザードマップは、国土交通省や各自治体のホームページなど、インターネットからハザードマップを入手することが可能です。ハザードマップは随時更新されますので、定期的に確認するようにしましょう。
ハザードマップからは、家の周辺で浸水(河川浸水・高潮浸水など)の可能性がある場所や、土砂災害(崖崩れ・土石流・地すべりなど)の危険性の高い場所を把握することができます。
また、自宅付近の避難場所(指定緊急避難場所)を確認しておきましょう。避難場所は災害の種類によって異なります。「浸水や土砂災害の場合の避難場所」をしっかり確認するようにしてください。
さらに、避難場所までの避難経路を知っておきましょう。河川が増水した場合や高潮・高波でも安全に避難できるか確認してください。
周辺地域で過去に起きた災害を把握し、起こりやすい災害を知っておきましょう。