台風2号 海面水温30℃エリア北上し「非常に強い」勢力へ 次の週末から影響か
海面水温30℃前後エリアを北上 急発達
今後、台風2号は発達しながらカロリン諸島からマリアナ諸島を北西へ進み、26日(金)はフィリピンの東へ進むでしょう。このエリアは、海面水温が30℃前後(平年差+1℃)と高く、水蒸気をたっぷりと補給しながら急発達する見込みです。
23日(火)には「強い勢力」に、25日(木)には「非常に強い」勢力となる予想です。中心気圧は25日(木)は940hPa、26日(金)には935hPaと急発達する見込みです。5月に台風の中心気圧が950hPaを下回れば、2015年(6号、7号)以来8年ぶりのことです。
その後の台風の進路の予想は、まだ幅がある状況です。北上すれば、日本列島周辺の海面水温はまだ高くないため勢力は弱まりますが、西よりに進む場合は海面水温が27℃前後あるため、勢力をあまり落とさず沖縄など列島に近づくおそれがあるため注意が必要です。
次の週末以降、沖縄など日本列島に影響を与えるおそれがあります。台風の進路次第で大きく予報が変わる可能性があり、最新の台風情報に注意が必要です。
梅雨・台風シーズン前に ハザードマップを確認
ハザードマップは、国土交通省や各自治体のホームページなど、インターネットからハザードマップを入手することが可能です。ハザードマップは随時更新されますので、定期的に確認するようにしましょう。
ハザードマップからは、家の周辺で浸水(河川浸水・高潮浸水など)の可能性がある場所や、土砂災害(崖崩れ・土石流・地すべりなど)の危険性の高い場所を把握することができます。
また、自宅付近の避難場所(指定緊急避難場所)を確認しておきましょう。避難場所は災害の種類によって異なります。「浸水や土砂災害の場合の避難場所」をしっかり確認するようにしてください。
さらに、避難場所までの避難経路を知っておきましょう。河川が増水した場合や高潮・高波でも安全に避難できるか確認してください。
周辺地域で過去に起きた災害を把握し、起こりやすい災害を知っておきましょう。