今夜~あす日曜の朝 強い寒気で気温急降下 都心も一桁の気温 峠は積雪や凍結に注意
強い寒気 標高の高い所は雪 積もる所も
あす9日日曜にかけては、北日本や東日本の上空5500メートル付近でマイナス30℃以下と、この時期としては強い寒気が流れ込み、上空1500メートル付近でマイナス6℃以下(降れば地上で雪となる目安の寒気)が、北陸周辺まで南下します。北陸でマイナス6℃は2月並みです。
今夜は、北陸や関東甲信の山沿い、東北、北海道では雨から雪に変わり、標高の高い所では積もる所もあるでしょう。大気の状態が不安定なため、落雷や突風にも注意が必要です。西日本や関東甲信の平地では次第に天気が回復しますが、気温は急降下となりそうです。
9日日曜の朝 関東以西も一桁 暖房がほしいくらいの寒さ
日中は全国的に晴れますが、朝は冷え込みが強まります。最低気温は、東京都心や名古屋、大阪は8℃、福岡は9℃など、関東以西でも10℃を下回り、内陸では5℃以下となりそうです。8日17時現在、九州~東北の広い範囲に「霜注意報」が発表されています。農作物の管理など注意が必要です。
一般的に、気温が10℃を下回ると暖房が欲しくなる寒さと言われます。このところ、季節先取りの暖かさが続いていたため、あす9日日曜の朝はグッと寒く感じられそうです。日中は、九州~関東は18℃前後と、この時期らしい陽気となるでしょう。朝と日中の気温差が大きくなる時期です。体調管理にご注意下さい。
来週は、最高気温・最低気温ともに平年並みか高く、関東以西では22℃前後まで上がる日が多いでしょう。11日火曜頃までは全国的に晴れて、次に広く雨が降るのは12日水曜となりそうです。
路面の凍結 特に注意すべき所は
(1)橋や歩道橋の上は、地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので、凍結しやすくなります。特に、ふぶいている時は、他の所よりも風が強く、視界が悪いうえに、凍結しやすいので、かなり危険です。
(2)トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分、スピードを落として運転しましょう。
(3)交差点やカーブも、近づく前に、十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったまま、ブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってから、アクセルを踏みましょう。
(4)日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。