花粉情報 九州~東北「非常に多い」 西からヒノキも飛散開始 ピークいつまで?
連日「非常に多い」 土曜の雨の後 再び大量飛散に注意
九州から東北の広範囲でスギ花粉のピークを迎えています(※)。東京では2月28日からの3日連続で500個/㎠以上のスギ花粉を観測し、飛散のピークに入っています。また、東北でも大量飛散が確認されており、8日には福島、仙台で約800個~1000個/㎠を記録しました。この先も最高気温が平年より高い日が続く見込みで、花粉症の方にとってはつらい日々が続くでしょう。なお、九州ではスギ花粉のピークが終盤に差し掛かっているとみられています。
※スギ花粉のピーク定義:50個以上/㎠が2日連続した初日がピーク開始日
東京の累積飛散量 すでに21年、22年の総飛散量を超える
ピークいつまで?
花粉がとびやすい条件
①「晴れて気温が高い日」
スギの雄花は気温が上がると花が開きやすくなります。さらに、晴れて気温が高い日は、上昇気流が発生しやすく、花粉が舞い上がりやすくなります。
②「空気が乾燥して風が強い日」
湿度が高いと、花粉が湿気を吸って重くなるため、遠くまで飛びにくくなります。一方、空気が乾燥して風が強い日は、都市部から離れた森林からも花粉が飛んできやすくなるため、いっそう注意が必要です。
③「雨の翌日や気温の高い日が2~3日続いた後」
雨の翌日は、雨の日に飛散しなかった分と、その日に飛散する分が重なって、より多くの花粉が飛びやすくなります。さらに、雨で地面に落ちた花粉が舞い上がることもあり、いっそう飛散量が多くなるといわれます。また、気温の高い日が2~3日続いた後も花粉がより多く飛びやすくなります。
花粉症の方は、毎日の天気予報をチェックして、花粉に備えてください。