帰省ラッシュに寒気襲来 北日本や北陸 午後は雪の範囲広がり局地的に積雪急増の恐れ
帰省ラッシュに強い寒気襲来
※JPCZとは、シベリアから流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分し、その風下である日本海で再び合流することでできる収束帯(雪雲が発達しやすいライン)のことです。
短時間で積雪が急増するおそれ
また、北海道を中心に風が強まり、ふぶく所があるでしょう。北海道の留萌地方などでは、29日昼過ぎ~夕方にかけて、西の風が雪を伴って強く吹き、暴風雪となるおそれがあります。29日に予想される最大瞬間風速は、留萌地方の陸上で30メートルと台風並みの暴風が予想されているため警戒が必要です。
北陸の平地では、日中は沿岸部を中心に雨の所が多いですが、夜は広く雪となりそうです。山間部では短時間の強い雪に注意が必要です。上空の寒気の強さとしては、先日18日~19日や、クリスマス寒波と比較して弱いため、平地での大雪はなさそうです。それでも東京や大阪など大都市圏から帰省される方にとっては慣れない雪道運転が必要になりそうです。車で帰省される方は、冬タイヤの装着は必須で、いつも以上に慎重な運転を心がけましょう。
雪道運転 万が一に備えて
普段雪の少ない所へお住まいの方はノーマルタイヤの方も多くいらっしゃいますが、雪国ではスノータイヤの装着が必須となります。特に、関越道や上信越道、北陸道などを通る場合は大雪のおそれもありますので、スノータイヤであってもチェーンの携行が必要です。立ち往生に備えてスコップやスノーブラシ、軍手・手袋・長靴・毛布・使い捨てカイロといったものも、車に積んでおくとよいでしょう。