また新たな台風発生へ マリアナ育ちは発達しやすいので注意 小笠原諸島あすから影響
あす26日から影響 27日は警報級の大雨のおそれ
今後は、あす26日(月)〜27日(火)にかけて小笠原近海を北上し、父島などに近づくおそれがあります。父島など小笠原諸島では、あす26日(月)から高波など影響が出るため、最新の気象情報をこまめに確認して下さい。
また、進路次第では八丈島など伊豆諸島の南部にも影響を及ぼす可能性があります。今後の情報に注意して下さい。
28日(水)以降は進路を東よりに変え、本州の陸地からは離れた所を通る見通しですが、最新の情報をこまめに確認して下さい。
なお、フィリピン付近の台風16号は、このあとも西へ進み、日本への影響はありません。
小笠原諸島 あす26日から影響
予想される最大瞬間風速は、26日は25メートル、27日は20メートル~30メートルと何かにつかまっていないと立っていられないくらいの暴風が吹くおそれあります。
波の高さは、26日は4メートルうねりを伴い、27日は5メートルうねりを伴う予想です。台風の進路や発達の程度によっては、警報級の高波となる可能性もあるため注意・警戒が必要です。
マリアナ育ちは発達しやすい
気象庁は、顕著な災害をもたらした自然現象に対して、後世に経験や教訓を伝えるために、重要な災害に命名します。命名された台風はこれまでに10個あり、伊勢湾台風など半分がマリアナ生まれや、マリアナ育ち。しかも9月から10月に襲来しています。最近では、令和元年東日本台風(2019年台風19号)がマリアナ育ちで、東日本の広い範囲に記録的な大雨をもたらしました。神奈川県箱根では日降水量922.5mm と、これまでの日本記録であった高知県魚梁瀬の851.5mm (平成23年7月19日)を上回りました。
最新の情報をこまめに確認して下さい。