5月なのに最高気温35℃以上の猛暑日 この先の暑さはどうなる?夏は猛暑?
今年初の猛暑日 東京都心などで初真夏日
16時までの最高気温は、群馬県高崎市上里見町と栃木県佐野市で35.2℃と、全国で今年初めての猛暑日となりました。強い日差しと、この時期としては暑い空気が流れ込み、山越えの西よりの風(フェーン現象)の影響も加わったため、真夏並みの暑さとなりました。
昨年(2021年)、全国初の猛暑日は6月9日で、福岡県久留米市、佐賀県佐賀市、大分県日田市の3地点で観測されました。5月中に全国で初の猛暑日が観測されるのは、2019年5月25日に大分県竹田市で35.0℃を観測して以来、3年ぶりです。
また、東京都心31.2℃、名古屋市33.1℃、大阪市31.8℃、広島市31.1℃など、今年初の真夏日になりました。
この先の暑さは?
※あす30日(月)は前線が九州付近まで北上するため、沖縄は晴れて最高気温30℃以上の真夏日の所が多いでしょう。石垣島など八重山諸島では、きょう29日(日)全国で初めて、熱中症警戒アラートが発表されましたが、あす30日(月)も熱中症の危険性が極めて高い気象状況になるとして、熱中症警戒アラートが発表されました。エアコンを使用し、こまめに休憩や水分を取りむりのないよう十分に注意しましょう。
この夏はどうなる?
「ラニーニャ現象」発生時の日本は、梅雨は西日本を中心に雨が多くなり、夏(8月を中心とする3ヶ月)は、西日本を中心に気温が高くなる傾向があります。最近、ラニーニャ現象だった2020年夏は、全国的に高温・多雨となり、8月17日に静岡県浜松市で41.1℃を観測し、国内最高気温記録(1位タイ)となりました。
本州も間もなく梅雨入り
今年は梅雨入り前から猛暑日となりましたが、今年の夏は例年以上に暑くなる予想となっています。暑さに慣れる暑熱順化を心がけ、熱中症には十分に注意しましょう。