東京電力エリア 「電力ひっ迫注意報」継続 電力需給予備率5パーセント以下 節電を
東京エリアの「電力需給ひっ迫注意報」継続発令中
東京電力エリアでは、今日27日の電力需要について「電力需給ひっ迫注意報」が発令されていましたが、先ほど最新の見通しに基づき、注意報継続の発表がありました。東京エリアの電力需給は夕方の一部時間帯で予備率5%を下回り、厳しい見通しが続きます。
東京電力エリア内の27日の午前中の使用電力(1時間値)は予測よりもやや高需要で推移しています。
電力需給が極めてひっ迫する可能性が高く、引き続き可能な範囲での節電が必要となっています。
政府は、暑い時間帯には適切に冷房等を活用し、水分補給を行うなどして、熱中症にならないよう十分に注意しつつ、使用していない照明を消すなどの無理のない範囲での節電を呼びかけています。
特に夕方16時~17時の時間帯は、特に厳しい電力需給が想定されていますので、冷房等を活用し、熱中症には十分に注意しつつ、できる限りの節電をしてください。
「電力需給ひっ迫警報・注意報」とは
前日の段階で「電力需給ひっ迫注意報」が発表されていたとしても、現状の見通しよりもさらに気温が上昇したり、突然の電源トラブルがある場合、予備率が最低限必要な3%を下回り、「電力需給ひっ迫警報」が発令されることもあります。
※「予備率」とは、エリアの需給状況を示す指標です。予想される供給力から最大需要(最大電力使用量)を差し引いて、その値を最大需要で割った値です。電力の安定供給のためには、最低でも予備率が3%以上確保する必要があるとされています。
この先の天気の見通し 暑さ続く
節電のお願い
エアコン冷房 上手な節電方法
①冷房は28℃を目安に温度設定しましょう。また、冷たい空気は下降するため、エアコンの羽の向きは、上向き・水平になるよう、設定してください。
②エアコンの冷房だけでなく、扇風機やサーキュレーターを併用しましょう。循環させた冷たい風が体にあたると、冷房の設定温度がそれほど低くなくても、涼しく感じられます。
③エアコンの室外機の回りには、物を置かないよう心がけ、排気をスムーズにしましょう。
④冷房を使う時に、外から室内に伝わる熱の7割以上は、窓から伝わる熱です。レースのカーテンやすだれなどを使って日差しを遮り、冷房効果を高めましょう。(外出時は、昼間でもカーテンを閉めておくと、効果的です。)
ただ、夏の節電は積極的に取り組みたいものですが、無理は禁物です。熱中症にかからないためには、適度に冷房を使いながら、気温や体調に合わせて適正に温度設定をし、涼しくするように心がけてください。