関東甲信 明日も厳しい暑さで熱中症警戒アラート発表 雷雨にも注意
1都7県に熱中症警戒アラート発表 明日も厳しい暑さに
明日12日も、関東甲信地方の1都7県に「熱中症警戒アラート」が発表されています。強い日射に照らされ、各地で厳しい暑さが予想されます。熱中症の危険性が極めて高くなりますので、外出はなるべく避け、室内をエアコンなどで涼しい環境にして過ごすなど熱中症予防のための行動をなさってください。
熱中症警戒アラートとは
熱中症警戒アラートを発表する基準は「暑さ指数(WBGT)」です。暑さ指数は「気温」「湿度」「輻射熱(地面や建物・体から出る熱で、温度が高い物からはたくさん出ます)」を取り入れた、暑さの厳しさを表す指標です。
この暑さ指数が、都内や県内のどこかの地点で「33」を超えると予想された場合、都や県単位で、熱中症警戒アラートが発表されます。熱中症警戒アラートが発表された所では、日頃から実施している熱中症対策を、普段以上に徹底することを心掛けてください。
熱中症警戒アラート発表時 取るべき行動は
① 身の回りの気温や湿度、暑さ指数を確認しましょう、「熱中症情報」などのウェブサイトでも確認できます。室内でも気温や湿度をチェックし、適度にエアコンを使って、涼しくしてください。
② 特に熱中症になりやすいのは、高齢者や子ども、障がい者の方々です。そんな方々には、3密(密集、密接、密閉)を避けながら、周囲の方からも「こまめに水分補給をして」「なるべく涼しくして」「体調に変化は?」など、積極的な声がけを行ってください。
③ エアコンなどが設置されていない屋内、及び、屋外での運動や活動は、中止や延期などを検討しましょう。また、不要・不急の外出は、できるだけ避けてください。
④ 「新しい生活様式」における熱中症予防のポイントは3つ。「暑さを避ける」「屋外で人との十分な距離(2メートル以上)が保てる場合は、マスクを外す」「こまめに水分補給をする」です。これらの「熱中症予防行動」を、普段以上に実践してください。
大気不安定 午後は雷雨に注意
気圧の谷が通過したり、湿った空気が流れ込んだりする影響で、関東甲信地方は大気の状態が不安定になります。特に夕方から夜にかけては、関東地方の広い範囲で発達した雨雲が発生しやすくなります。場所によっては雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨となりそうです。
天気急変のサインは、「黒い雲が近づく・急にヒンヤリした風が吹く・雷鳴がきこえはじめる」といったものです。頑丈な建物の中など、安全な場所に移動するようにしてください。スマートフォンなどで気象レーダーの雨雲の様子をこまめにチェックしておくと、強い雨や雷雨を早めに回避できます。また、短い時間に集中的に強い雨が降り、道路が一気に冠水する危険性があります。雨が強まってきたら、アンダーパスなど低い所を通る道路は避けるようにしてください。