明日17日は札幌圏で大雪か その後は高温傾向で真冬も重たい湿り雪 北海道の1カ月
明日17日は札幌で積雪倍増か
しかし、今日16日夜から明日17日朝にかけては道南から道東を中心に、明日17日日中は道央を中心に雪が降りやすくなるでしょう。これから明日にかけての雪の量は、道南から道東では多い所で20cm前後、道央では石狩湾周辺で最大40cm前後の大雪となる恐れがあります。また、発達した雪雲の流れ込む場所が少しズレれば、周辺の地域でも大雪となる可能性があるため、最新の気象情報をこまめに確認するようにして下さい。
これまで雪が少なく経過していた地域で一気に積雪が増え、路面状態が大きく変化する所が多くなりそうです。積雪の急増に伴う交通への影響に十分な注意が必要です。
また、沿岸を中心に広い範囲で風も強まり、ふぶく所が多くなります。ふぶきや吹きだまりによる交通障害にも注意して下さい。
1月後半は平年と比べてかなりの高温 湿ったドカ雪に要注意
1月の後半といえば、一年で最も寒さが厳しくなる時期です。そのため、北海道では冬の始まりや終わりの頃と違って、降る雪は乾いた軽い雪になりやすいですが、今年はその時期の気温が高い傾向にあるため、真冬にもかかわらず、雪が湿った重たい雪になる所が多くなるかもしれません。全体的な雪の量は平年より少ない見込みですが、低気圧の接近、通過などに伴って局地的な大雪となる可能性は十分にあるため、ひとたび雪が強まれば、除雪作業などもかなり大変なものになりそうです。
2月前半は真冬日少ない? 路面状況の変化や落雪、なだれなどに注意
日中に寒さが緩むと、積もっている雪が崩れやすくなるため、屋根からの落雪やなだれなどの事故の危険が例年と比べて早い時期から高まる恐れがあります。また、日中に雪がとけ、朝晩の冷え込みでそれが凍ると、路面が滑りやすいツルツル路面になりやすいため、転倒やスリップ事故などにも例年以上に注意が必要になりそうです。
2月4日からは札幌でさっぽろ雪まつりが、6日からは旭川で旭川冬まつりが始まるなど、これからの時期は道内で冬のイベントが多数開催されますが、イベントに出かける際も足元には十分に注意し、転んでケガなどしないよう十分に注意して下さい。