北海道 22年ぶりに積雪2メートルなしか?
しかし、今シーズンの道内の積雪は、最も多くなった上川地方の音威子府でも最大で158センチと、例年と比べてかなり少なくなっています。このまま積雪200センチ以上の地点が現れなければ、1998寒候年(1997年8月~1998年7月)以来、22年ぶりのことになります。
最深積雪160センチ未満なら41年ぶり
しかし、北海道全体での今シーズンの積雪は、最も多くなった上川地方の音威子府でも1月31日、2月4日、5日に158センチを記録したのが最大で、積雪200センチ以上の地点は3月に入ったこの時期にかけて一度も現れていません。
もしこのまま、道内で積雪200センチの地点がないまま春を迎えれば、1998寒候年以来22年ぶりのことになります。
また、道内の最深積雪が160センチ未満だった年は、1979寒候年を最後にその後は一度もなく、今後、今シーズンの最深積雪が更新されなければ、北海道としては41年ぶりの積雪の少なさとなります。
この先高温続く 火水は大雨?
そのため、積雪はこれからどんどん減っていき、今シーズンの最深積雪が更新される可能性は低くなっています。
しかし、暖かい空気と同時に湿った空気が流れ込みやすくなるため、10日火曜日から11日水曜日は雨が降り、降り方が強まる恐れもあります。接近する低気圧の発達の仕方や進路によっては、太平洋側の山沿いや山間部を中心に大雨となるかもしれません。
この時期は山に残った雪の雪どけ水が、雨とともに川に流れ込むため、夏場の大雨よりも川の増水などが起こりやすくなります。また、雪自体が崩れてなだれが発生する危険性も当然高まります。大雨や雪どけに伴う事故を防ぐため、今後も最新の気象情報に注意するようにして下さい。