帳尻合った? 札幌で2月は20年ぶりの降雪
記録的に雪が少なかった1月までの分を取り戻すかのように、今月は雪が多くなりました。
5日には一日で41センチ
今月5日には一日で41センチの雪が降り、一気に積雪も平年を超えましたが、その後も一日10センチ前後の雪の降る日が多く、昨日までの月降雪量は182センチに達しました。
札幌の2月の降雪量が180センチを超えるのは、1953年の統計開始以来8回目で、2000年以来20年ぶりのことになります。
また、今シーズンを通しての雪の量も、先月までと比べて倍増し、昨日までで365センチ。すでに昨シーズンよりも降った雪の量は多くなっています。
北海道では、シーズン前半の雪が少なくても、後半に雪の量が多くなることを「帳尻が合う」と表現しますが、今シーズンの札幌の雪は、まさに「帳尻が合った」と言えるでしょう。
3月は一気に雪解け?
また、最新の一か月予報では、3月は平年より気温が高めで、降雪量は平年より少ない予想となっています。そのため、今札幌で多く積もっている雪も、3月に入ればどんどん解けていきそうです。
春に向けて季節は順調に進みそうですが、路肩や屋根の上などに積もった雪が解けて崩れる恐れがあるため、雪解けに伴う事故には、今後注意が必要です。