暑くて寒い北海道 30年ぶりの記録に

昨日まで道内では4日以降、8日連続で最高気温20度未満の地点がありましたが、今日で9日連続となりそうです。
1日には足寄で35.2度と猛暑日を観測していますが、猛暑日が観測された8月前半に一週間以上も続けて最高気温20度未満の地点が出現するのは1988年以来、実に30年ぶりの記録となりました。
最高気温20度未満は珍しくない
8月の前半には北海道でも平年の暑さのピークを迎える所が多くなりますが、太平洋側の沿岸では平年の最高気温が20度くらいの所もあり、少し気温の上がり方が鈍いだけで20度に届きません。
この時期でも最高気温が20度に届かないこと自体は決して珍しくありません。昨年(2017年)の8月前半は、1日から15日まで毎日最高気温20度未満の地点が現れていました。
しかし、最高20度未満の地点が続けて出現するような年は全体的に気温が低いため、真夏日や猛暑日は少なくなります。昨年の8月前半には猛暑日はなく、真夏日も15日中5日しか観測していません。
そのため、猛暑日を観測するほど気温が上がる一方で気温の低い日が多い年はかなり珍しく、猛暑日を観測した年で一週間以上も続けて最高20度未満の地点があったのは1988年以来、実に30年ぶりとなりました。
今週は気温低めに
沿岸では最高気温が20度に届かない日が多く、週の後半には真夏日どころか夏日となる所も少なくなりそうです。一気に肌寒さがやってきますので、体調管理には十分な注意が必要です。