北海道の1か月予報と今後の見通し 台風10号の影響は?
1週目(8月31日~9月6日) 台風10号の北海道への影響は
29日16時頃に発表された最新の台風情報によると、台風10号の予報円は9月3日15時に北海道の南半分にかかっています。また、台風からの湿った空気により、前線の活動が活発になり、その前線が北海道付近にかかることもありそうです。
前線や台風の動き次第で、道内でも雨脚が強まり、大雨となる恐れがあるため、最新の気象情報や台風情報を確認するようにしてください。
気温は平年より高い見込みです。直近30年では、道内でその年最後の真夏日となるのは、平均すると9月6日頃です。今年も9月に入ってからも日中は夏の暑さが残る可能性があるため、油断せずに暑さ対策を行ってください。
2週目(9月7日~13日) 季節は一気に進む?
気温は、日本海側と太平洋側は平年並みか高く、オホーツク海側は平年並みの見込みです。1週目が全道で平年より高く経過することを考えると、2週目には一気に季節が進んだように感じられるかもしれません。特に朝晩は風が冷たく感じられることもあるため、この頃をめどに、上着を持ち歩くようにするなど、本格的な秋への支度を始めるとよさそうです。
3~4週目(9月14日~27日) 雪の便りは平年より遅めに?
旭岳では9月25日に初冠雪の平年日を迎えますが、今年のこの時期は平年より高めの気温が予想されているため、初冠雪は平年より遅くなるかもしれません。
しかし、そうは言っても、ひとたび寒気が流れ込むと、山沿いを中心に雪がちらついたり路面が凍結したりする時期です。この頃には、路面状況の変化に注意し、場合によっては冬タイヤが必要となります。