東海 台風10号は週明けに強い勢力で西~東日本直撃か 早めに大雨や暴風への備えを
すでに大雨の所も 土砂災害に警戒
土砂災害が発生する時は、「斜面のひび割れ」、「異様な音・におい」、「湧き水が止まる」、「濁った水が吹き出す」といった前触れとなる現象があります。いざという時のために覚えておくと安心です。
今日23日~明日24日にかけて予想される1時間降水量は多い所で
愛知県 50ミリ
岐阜県 40ミリ
三重県 40ミリ
静岡県 70ミリ
【台風10号」強い勢力のまま西日本~東日本に直撃の恐れ
東海地方では、26日(月)は三重県で大雨が予想され、27日(火)は広い範囲で雨、風ともに強まり、荒れた天気となる恐れがあります。台風接近前から、すでに局地的な大雨に見舞われていますが、台風の接近に伴い、大雨だけでなく暴風、海上では大しけに厳重な警戒が必要です。
なお、台風が東海地方から見て、右側を通るか左側を通るかで影響は変わってきます。予報円の中心を通り、東海地方から見て左側の進路を通る場合、雨・風ともに強まりやすくなります。
台風 風の強さの違い
2023年の台風7号は大雨だけでなく暴風・高波も
東海地方は、台風周辺の 暖かく湿った空気が流れ込んだことや台風本体の雨雲がかかり大雨となりました。また、台風の接近で風が強まり、セントレアでは最大瞬間風速26.2m/sを観測しました。暴風が吹き荒れ、海上ではうねりを伴って大しけとなりました。大雨による浸水などの被害の他に、暴風により木が倒れたり、ビニールハウスの損壊など様々な被害が発生しました。
大雨の備え
① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。
いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。