東海地方 晴れる日が多く9月も厳しい残暑 3つの台風の動向と影響は?
名古屋では今年29回目の猛暑日に
過去もっとも猛暑日が多かった年は、記録的な猛暑となった2018年の36日です。また、1890年の統計開始以来、年間猛暑日日数が30日以上となったのは、最多の2018年の他に、2010年の30日、1995年の32日、1942年の31日の4回です。今年も過去の記録に迫る厳しい暑さが続いています。
また、愛知県、岐阜県、三重県には、きょう28日「食中毒警報」が県から発表されました。この先も熱中症対策に加え、食品の管理にも十分注意してください。
週間天気
最低気温・最高気温ともに平年より高い日が多く、厳しい残暑が続く見込みです。今週からいよいよ新学期が始まります。水分補給に欠かせない水筒、冷却グッズなどの暑さ対策を、親御さんは忘れずに準備してあげましょう。
新たに台風11号が発生 東海地方への影響は?
台風9号は、30日(水)から31日(木)頃、非常に強い勢力で台湾にかなり接近するでしょう。台風10号は動きが速く、あす29日は更に東へ進み、30日(水)には温帯低気圧に変わり、日本のはるか東の海上へ遠ざかる見込みです。新たに発生した台風11号は、今後発達しながら西寄りに進み、今週後半に沖縄に接近するでしょう。
【東海地方への影響は?】
台風9号・台風10号は東海地方へ大きな影響はない見込みです。台風11号は、この先、太平洋高気圧の張り出しが強く、東海地方など本州への直接的な影響は今のところ小さいですが、予想に幅があるため、今後の動向には注意してください。台風シーズンが続きます。日頃から準備や対策などをして、いざという時に備えておきましょう。
避難場所や避難経路 確認しておくポイントは
①市町村が作成しているハザードマップや、地域防災計画を見て「自分の住む地域は、どのような災害のリスクがあるのか」「災害が発生した時の避難場所はどこか」「安全な避難経路はどこか」確認しておきましょう。その際、氾濫の恐れがある河川や、土砂災害の恐れがある所も確認しておくと、避難経路を決める時に役立ちます。また、自宅だけでなく、学校や職場など、よく立ち入る場所はどのような危険があるかも、家族で一緒に確認しておきましょう。
②浸水(冠水)した場合は、避難経路が限られてしまいます。事前に、複数の避難経路を確認しておきましょう。
③夜間は、昼間よりも、周囲の状況を把握しにくくなります。夜間の避難に備えて、建物など目印を決めて、避難経路を覚えておきましょう。
もしもの時に備えて、避難場所への避難経路を実際に歩いて、確認しておくのもおススメです。