東海地方 夏休み最後の週末も大気不安定 厳しい残暑が続く 2つの台風の影響は?
引き続き土砂災害に注意
土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
岐阜県美濃地方や三重県では、引き続き土砂災害に注意してください。
夏休み最後の週末の天気は?
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の前兆
① 「真っ黒な雲が近づいてきた」
ゲリラ豪雨をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。
② 「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。
③ 「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。
このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。また、雷注意報が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」、「天気が急変」という言葉を聞いた時には、ゲリラ豪雨の可能性がありますので、ご注意ください。
2つの台風の進路・東海地方への影響は?
この二つの台風以外に、日本のはるか南の海上には、まとまりつつある発達した白い雲域が見られます。今後台風になる可能性もあります。東海地方の台風の平年の接近数は、8月が0.8個、9月が1.2個、10月が0.7個となっています。台風シーズンが続きますので、台風への備えは日頃から万全にしておきましょう。