2週間天気 ゴールデンウィークに向けて暑熱順化がポイント
21日~27日 ゴールデンウィーク前は変わりやすい天気
22⽇は、気圧の⾕が⽇本の南岸付近を東に進みますが影響は弱く、晴れる所が多くなる見込みです。
23⽇は、⽇本のはるか東の⾼気圧が⽇本付近に張り出すため晴れる所が多くなりますが、大陸からの前線が、九州や沖縄付近にのびてくるため沖縄では雨が続くでしょう。
24⽇は、⽇本付近に張り出す⾼気圧が勢力を残す見込みですが、前線が東シナ海を北上する影響で九州から関東を中心に雲の広がる所が多くなるでしょう。北海道では風の強まるおそれがあり、九州から近畿では前線の活動の度合いによっては大雨になるおそれがあります。
25⽇から27日は、九州から本州付近に前線が停滞するため広い範囲で曇りや雨になる見込みです。
気温は、この時期としては気温の高い傾向で、季節先取りの暖かさや暑さになる所が多いでしょう。
28日~5月3日 5月の青空も長続きせず
30日頃は、晴れる所もありますが、高気圧が足早に通過する影響で、晴れの区域は広がらない見込みです。
5月1日は、北海道付近から南にのびる前線が本州付近を通過するでしょう。
このため、北海道から東海を中心に雨の所が多くなる見込みです。
2日から3日は、高気圧に覆われるため広い範囲で晴れますが、5月の青空は長く続かないでしょう。
気温は、沖縄から関東では、この時期としては高い傾向が続きますが、東北から北海道では、次第に平年並みに戻る見込みです。
始めよう 暑熱順化
暑さに慣れていないと熱中症になる危険性が高まります。体が暑さに慣れること(暑熱順化)について知り、暑くなる前から熱中症の対策を行いましょう。
暑熱順化とは
暑熱順化とは、体が暑さに慣れることです。暑い日が続くと、体は次第に暑さに慣れて(暑熱順化)、暑さに強くなります。
暑熱順化による変化
人は運動や仕事などで体を動かすと、体内で熱が作られて体温が上昇します。体温が上がった時は、汗をかくこと(発汗)による気化熱や、心拍数の上昇や皮膚血管拡張によって体の表面から空気中に熱を逃がす熱放散で、体温を調節しています。この体温の調節がうまくできなくなると、体の中に熱がたまって体温が上昇し、熱中症が引き起こされます。
熱中症のメカニズム
暑熱順化がすすむと、発汗量や皮膚血流量が増加し、発汗による気化熱や体の表面から熱を逃がす熱放散がしやすくなります。