今日26日は東北で黄砂観測 このあとは暴風による交通影響に夕方まで警戒
東北各地で黄砂を観測
26日午前8時現在の視程(水平方向に見通せる距離)は、山形市と仙台市でともに8キロメートル、福島市で6キロメートルです。
引き続き26日は東北地方の広い範囲で黄砂が予想され、所によっては視程が5キロメートル未満となるおそれがあります。
黄砂と花粉のダブルパンチ 対策は
① 外から帰った時には、玄関を入る前に、洋服や髪の毛についた花粉を、しっかりと払い落としましょう。花粉症でない方も、普段から、この習慣を心がけていただきたいものです。
② 室内を換気する際は、窓を大きく開けると、その分、花粉も室内に入りやすくなってしまいます。窓を10センチ程度開けて、レースのカーテンをするだけでも、部屋の中に入ってくる花粉の数を、窓を全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。
③ 洗濯物や布団は、できるだけ室内に干しましょう。花粉対策だけでなく、黄砂対策にも効果的です。その際、空気清浄機がある方は、ぜひ一緒に使ってください。綺麗な空気の中で、洗濯物や布団を乾かせば、より快適に過ごせそうです。
帰宅時間帯にかけて暴風警戒
午前10時30分までの最大瞬間風速は、宮城県白石市で35.0メートルと統計開始以来最も強い風が観測されたほか、福島県郡山市で28.2メートル、福島市27.0メートルなど今年最も強い風を観測しています。
JR東日本によると午前10時45分現在、すでに仙山線や東北本線などの多くの路線で、遅れや運休が発生しています。
暴風は太平洋側を中心に今日夕方にかけて予想されますので、外出の際は最新の交通情報を確認してください。
【予想される風の強さ 最大風速(最大瞬間風速)】
東北太平洋側
海上 20メートル (30メートル)
陸上 18メートル (30メートル)
きょう吹く風はどんな風? 予想される影響は
非常に強い風は、時速だとおよそ70km~110kmで、高速道路の自動車並みの速さです。これは、何かにつかまっていないと立っていられないような風で、車は通常の速さで運転するのが困難になります。このような風が吹くと、屋根瓦や看板が落下したり、飛散したりする恐れもあります。(なお、瞬間風速は平均風速の1.5倍程度になることが多く、時には3倍以上になることもあります。)
飛来物によって負傷する可能性がありますので、屋外での活動は警戒が必要です。非常に強い風が予想される場合には、植木鉢など飛ばされやすい物は屋内にしまいましょう。