東北2週間天気 連休明けは春の陽気 みちのくも花粉シーズンへ
連休明けは春型の気圧配置 気温が大幅アップ
太平洋側は晴れる日が多く、その分、朝の冷え込みが厳しくなるでしょう。最低気温は仙台でも10日頃にかけて氷点下の予想で、盛岡や福島など内陸では水道管の凍結に注意が必要です。先日、大雪となった福島県内を中心に、路面の凍結にもご注意下さい。
一方、連休明けの13日からは南に高気圧、北に低気圧の「南高北低」の春型の気圧配置。北の低気圧に向かって暖かな南風が吹いて、春の陽気になりそうです。
予想最高気温は各地で10℃を超え、14日の仙台・福島は17℃と4月中旬から下旬並みの陽気になるでしょう。福島・宮城県を中心にスギ花粉がわずかながら飛び始めていますが、この暖かさで東北南部から本格的な花粉シーズンに入りそうです。花粉症の方は対策が欠かせません。体調を崩すと症状も悪化しやすくなります。朝晩は冷えて寒暖差が大きくなりますので、ご自愛ください。
花粉が飛びやすい条件
① 「晴れて気温が高い日」
スギの雄花は気温が上がると花が開きやすくなります。さらに、晴れて気温が高い日は、上昇気流が発生しやすく、花粉が舞い上がりやすくなります。
② 「空気が乾燥して風が強い日」
湿度が高いと、花粉が湿気を吸って重くなるため、遠くまで飛びにくくなります。一方、空気が乾燥して風が強い日は、都市部から離れた森林からも花粉が飛んできやすくなるため、いっそう注意が必要です。
③ 「雨の翌日以降や気温の高い日が2~3日続いた後」
雨の翌日以降は、雨の日に飛散しなかった分と、その日に飛散する分が重なって、より多くの花粉が飛びやすくなります。さらに、雨で地面に落ちた花粉が舞い上がることもあり、いっそう飛散量が多くなるといわれます。また、気温の高い日が2~3日続いた後も花粉がより多く飛びやすくなります。