今夜 皆既月食・天王星食 東北で見られる時間や方角は
今夜 太平洋側ほど星空に期待
上の図の通り、太平洋側の沿岸ほど星空に期待できるでしょう。日本海側も雲の切れ間から見られるチャンスがありそうです。
夜9時の予想気温は各地で10度前後まで冷え、沿岸部ほど北西の風が強まるでしょう。厚手のコートにマフラーなどを用意しておくと良さそうです。
皆既月食 見られる時間は

仙台市天文台によると、8日午後6時過ぎに東の空で月の一部が地球の影に入る「部分食」が始まります。
その後、月は南東の空へ昇り、月がすべて地球の陰に入る「皆既月食」が午後7時16分から始まります。月が少し赤みがかったような色で暗く見えます。
今回の皆既月食は月が昇ってから欠けはじめ、比較的早い時間帯に起こるため、ここ数年の中でも好条件となりそうです。
空が東から南東に開けた場所から楽しみましょう。
天王星食は双眼鏡などを

仙台では皆既月食の終了(20時42分)直後の午後8時44分、まだ暗く赤っぽい月の東側から天王星が徐々に隠れ始め(潜入開始)、14秒ほどで全体が隠れます(潜入終了)。そして、21時31分、部分月食中の月が欠けた部分(西側)から再び天王星が現れ始め、15秒ほどで全体が現れます。
天王星は5.6等の明るさのため肉眼で見ることが難しく、観察には双眼鏡などの道具が必要です。