9月8日は気象衛星「ひまわり」の画像が初めて届いた日 東北の雨雲の見通しは
9月8日は「ひまわり」から画像が初めて届いた日 次世代機は災害予測の切り札に
「ひまわり1号」は1977年7月14日に日本初の静止気象衛星として打ち上げられ、9月8日に試験的に画像が送られたあと、本格的な運用が翌1978年4月6日から始まりました。
気象衛星「ひまわり」から送られる画像の種類は「赤外画像」「可視画像」などがあり、現在、使われている「ひまわり8号」は、「ひまわり1号」に比べて、画像の種類が増えただけでなく、観測頻度が70倍以上と、大きく向上しています。
気象庁では次世代の気象衛星の準備を始めており、機能はさらに向上しそうです。
ひまわりの運用計画を議論する有識者会議からは、激甚化する災害への対策として、最新のセンサー「赤外サウンダ」の搭載が提言されています。
実現すれば、雲の画像は平面から三次元で観測することが可能になり、線状降水帯や台風の予測精度の向上が期待されます。
きょう8日(木)は東北に雨雲の帯
東北地方では福島県内でまとまった雨が降り、活発な雨雲のエリアが宮城県や岩手県南部へ移動しています。今夜9時頃には雨のピークを過ぎる予想ですが、その後も弱い雨が降ったりやんだりしそうです。
午後5時現在、福島県の郡山市・郡山市湖南・猪苗代町に大雨警報が発表中です。今夜9時頃にかけて土砂災害に警戒してください。
10日(土)は洗濯とお月見チャンス
10日(土)は東北北部を中心にカラッと晴れて、宮城・福島県内も内陸では晴れ間がありそうです。洗濯チャンスで、夜は中秋の名月が見られるかもしれません。
11日(日)以降は東北南部から雲が広がり、週明けは太平洋側を中心に雨の降る日が増えそうです。
日中の気温は平年並みか高い日が多い予想ですが、朝晩はヒンヤリしそうです。体温調節が難しいですが、重ね着で乗り切りましょう。