関西 4日にかけて警報級の大雨のおそれも 発達した雨雲が通過中
秋雨前線の活動が活発に いったん雨が弱まっても油断禁物
関西では、3日の夕方にかけてと4日の日中を中心に再び雨のピークがありそうです。いったん雨が弱まっても、4日にかけて油断しないようにしてください。
局地的に雷雲が発達 道路が一気に川のようになる雨の降り方も
また、4日の日中は、前線が通過するタイミングを中心に広く雨が強まり、市街地でも道路が一気に川のようになるくらいの雨の降り方をする可能性があります。
雨雲が予想より発達したり、同じ場所にとどまったりした場合は、大阪府では4日の明け方まで、兵庫県と和歌山県北部では4日の夜遅くにかけて警報級の大雨となる恐れがあります。
4日にかけて、低い土地の浸水や河川の増水、土砂災害に十分注意をしてください。
竜巻などの激しい突風や落雷にも注意が必要です。雷の音がしたり、急にヒヤッとした風が吹き出したりしたら、建物の中に移動するなどしてください。
明日4日正午までの24時間雨量 和歌山県でさらに200ミり超えの所も
5日になると、各地とも天気が持ち直し、雨のやむ所が多くなる見通しです。雨は降ってもにわか雨程度となってくるでしょう。
大雨にあったら 危険な場所には近づかないで
① 河川や用水路
普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。
② アンダーパスなど低い道路
低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。車を運転される際は、無理をせず、迂回するなどの対応をとってください。
③ 斜面・がけ
山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。