関西 今日7日は「立秋」でも猛暑の終わり見えず お盆にかけて熱中症に警戒
2024年08月07日16:19
大阪や京都など体温超えの暑さがまだ続く 昼夜問わず熱中症への対策を
大阪や京都、奈良などでは、体温を超えるような危険な暑さとなる日が多い見込みです。今年は、記録的な暑さとなった昨年を上回るような、厳しい残暑となりそうです。引き続き、熱中症には厳重な警戒が必要です。
体が疲れていると、熱中症にかかるリスクは一層高まります。くれぐれも無理をせず、疲れを感じる時にはしっかりと休養をとるようにしましょう。
また、日中だけでなく、夜も気温の下がりにくい日が続きます。夏祭りや花火大会などで夜に外出する機会も増える時期ですが、熱中症にかからないよう万全な対策をなさってください。
涼を呼ぶ夕立は?雨や雷雨の起こりやすい日も
ただ、お盆にかけては再び天気の急変に注意が必要です。
9日(金)から10日(土)にかけては、西日本の上空に寒気が流れ込む見込みです。関西では、大気の状態が不安定になり、時間を問わず、雨や雷雨の所があるでしょう。
その後、来週にかけては日本の南の海上に発生する熱帯低気圧の影響を受ける可能性があります。湿った空気が流れ込むと、午後を中心に雨や雷雨の所があるでしょう。熱帯低気圧の動きによっては、関西の広い範囲で雨が降る可能性があります。今後の熱帯低気圧の動きに注意が必要です。
夕立のあとの涼しさは嬉しいものですが、このところは降り方が激しく、危険を伴うことがあります。どのような雨の降り方をするのかなど、最新の情報で確認するようにしてください。
熱中症対策グッズを活用しよう
① ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給することができます。
② 日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。
③ 扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。
④ 冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。ペッドボトルの飲み物をお出かけ前に凍らせておき、代用するというのもよさそうです。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。
熱中症を予防するには、熱中症対策グッズを用意するだけでなく、くれぐれも無理をせず、なるべく涼しい所でこまめに休憩することや、「お水飲んでいる?」「少し休憩しよう」などみんなで声をかけ合うことも忘れないようにしてください。