27日 西日本など大雨の恐れ 九州は大雨・洪水警報が発表中 土砂災害など警戒
今朝は九州南部で猛烈な雨 落雷や竜巻の危険性も
九州は既に大気の状態が非常に不安定になっており、活発な雨雲がかかっています。今朝は鹿児島県の屋久島町尾之間で1時間に100ミリ以上の猛烈な雨を観測し、午前5時40分に屋久島町に大雨・洪水警報が発表されました。
日中も鹿児島県や宮崎県では局地的に滝のような雨が予想され、大雨警報のエリアが拡大する可能性があります。都市部では道路が一気に冠水する恐れがあり、斜面近くでは土砂災害のリスクが高まる見込みです。また、発雷も多く観測されており、落雷や竜巻などの激しい突風にも十分な注意が必要です。
東北も午後は大雨の恐れ 融雪災害や雪崩など注意
明日28日午前6時までに予想される降水量は多い所で、東北北部の日本海側で60ミリとなっています。また、明日にかけて局地的に1時間に20ミリの強い雨も予想されます。
山沿いを中心に、まだ積雪が多く残っているため、雪解けが進む見込みです。融雪による土砂災害や川の増水、雪崩などに十分ご注意ください。また、雨により積雪の重さが増すため、老朽化している建物などの倒壊にも注意が必要です。
中国・四国~関東も次第に雨 北陸はフェーン現象で記録的高温か
予想最高気温は、平年を上回る所が多い見込みです。特に北陸はフェーン現象の影響で、3月としては記録的な高温となりそうです。金沢市は28℃、富山市は真夏日に迫る29℃と、3月の観測史上1位の暑さとなる可能性も。急な暑さで体調を崩しやすくなるため、注意が必要です。
関東~九州は23℃くらいの所が多い予想です。昨日26日のような季節外れの暑さではないものの、雨の割には暖かいでしょう。東北も平年を上回り、南部では夏日に迫る所がありそうです。一方、北海道は5℃くらいで、空気が冷たいでしょう。