台風11号北上中 来週は「強い」勢力で本州付近へ 最接近はいつ?
西日本や東日本への接近は6日(火)~7日(水)頃
今後、今夜遅くには「非常に強い」勢力に発達し、あす4日以降もあまり衰えないまま北上を続けて、6日(火)頃には九州に接近する恐れがあります。その後はスピードを上げて日本海を北よりに進み、7日(水)頃には北海道付近で温帯低気圧に変わる見込みです。
特徴① 九州~東北は雨の影響が長引く
今後も前線や台風の影響で、雨の影響が長引く恐れがあります。
あす正午までに予想される雨量は、多い所で、
沖縄地方 250ミリ。
東海地方 200ミリ。
九州南部・奄美地方 150ミリ。
九州北部地方 120ミリ。
あす正午から明後日正午までに予想される雨量は、多い所で、
沖縄地方、九州南部、九州北部地方 100から200ミリ。
奄美地方、四国地方、近畿地方、東海地方 100から150ミリ。
となっています。
既にこれまでの大雨で土砂災害などの危険性が高まっている所があるので、
今後は一層の警戒が必要です。
特徴② 台風接近とともに急に風が強まる
台風が急加速しながら近づくため、九州~北海道では急に風が強まる恐れがあります。また、今回は日本海に台風が進むこともポイントです。台風は進行方向の右側で、特に風の強まる特性があるため、台風が日本海に進むと、本州付近でより風が強まる恐れがあります。
台風接近前にできること
1つめは、雨どいや側溝などを掃除して、水はけを良くしておきましょう。落ち葉などで側溝が詰まって水が流れないと、道路が冠水する原因となります。
2つめは、屋外に置かれている、飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、しっかり固定するか、室内にしまうなどの対策をしましょう。商店などでは、看板が飛ばされたり、自動販売機が倒れたりしないか、確認してください。
3つめは、暴風で飛ばされてきたもので、窓ガラスが割れないよう、窓は鍵をかけ、雨戸があれば閉めましょう。窓ガラスにガムテープを貼ると、風圧に耐えられるようになります。もしガラスが割れても、破片が飛び散るのを防ぐために、カーテンも閉めておいてください。
こうした備えは台風が接近してからでは遅いため、台風が離れていて穏やかなうちに済ませておく必要があります。早め早めに準備をしておきましょう。