九州 記録的な大雨 引き続き最大級の警戒を
きょう夕方まで激しい雨
きのうの降り始めからのきょう正午までの雨量は、鹿児島県さつま町で463.5ミリと、平年7月1か月分に相当する雨が降っています。
現在、西から新たに活発な雨雲が九州南部や熊本県にかかり、九州南部はきょう10日夕方まで激しい雨が降るおそれがあります。いったん雨が弱まっても警戒を続けて下さい。夜になると九州付近は雨が弱まる所が多くなる見込みです。
土砂災害の危険きわめて高い
また、鹿児島県の川内川では水位が急上昇し、上流部で氾濫の危険が高くなっています。
崖の近くや増水した川、溢れた側溝など危険な場所には絶対に近づかないで下さい。
避難時の注意点
避難行動そのものが危険になっているところでは、室内のできるだけ安全な場所に移動するなど、最大限の警戒を行ってください。近くの頑丈な建物へ移動したり、外にでるのが危険な場合は建物の2階以上や崖や斜面から離れた部屋へ避難し、状況に応じて命を守る行動を取って下さい。
また、雨が弱まったあとに土砂災害が起こったり、河川が氾濫したりするケースがよくあります。土砂災害警戒情報や大雨・洪水警報が解除されるまでは、危険な場所にはすぐに近づかないようにして下さい。
雨が弱まっても警戒を
このため、いったん雨が弱まっても、あすにかけて急に発達した雨雲が発生して激しい雨を降らせる可能性があります。これまでの大雨により、災害の危険が高くなっている地域があります。
九州はあす11日にかけて大雨に対して厳重に警戒をして下さい。