長崎・佐賀で大雨 あすにかけて線状降水帯の発生に警戒
長崎県で50年に一度の記録的な大雨
1時間雨量は、佐世保市で81.5ミリ(午前6時6分まで)と猛烈な雨が観測されました。
25日午前11時まで24時間雨量は、長崎県佐世保市では282.0ミリと、6月としては観測史上最大。長崎県五島市は217.0ミリ、長崎県新上五島町は207.5ミリで、五島市や新上五市は50年に1度の記録的な大雨になっています。また、佐賀県伊万里市も24時間で176.5ミリの雨が降っています。
午前11時現在、長崎県(佐世保市、松浦市、五島市、西海市、川棚町、波佐見町、佐々町、新上五島町)や佐賀県(佐賀市、唐津市、多久市、伊万里市、武雄市、嬉野市、有田町、大町町、江北町、白石町)では、これまでの大雨で地盤が緩み、土砂災害の危険度が高くなっています。
あす朝にかけて線状降水帯に警戒
九州北部は、あすにかけて強弱を繰り返しながら雨が降り、さらに雨量が増えるでしょう。特に、あすの未明から朝は新たな線状降水帯が形成され、雷を伴い非常に激しい雨や激しい雨が降るおそれがあります。
すでに土砂災害の危険が高くなっている地域もあり、厳重な警戒が必要です。夜遅くなって避難するのは危険です。崖の近くにお住まいの方などは、周囲の状況を確認し、早めの避難を心がけましょう。また、増水した川や溢れた側溝など、危険な場所には絶対に近づかないようにしましょう。