今日27日 九州で局地的に滝のような雨で大雨の恐れ 土砂災害や道路の冠水に警戒
梅雨前線が北上 九州で大雨の恐れ
九州で断続的に雨が降るでしょう。局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨となる恐れがあります。
明日28日(金)午前6時までに予想される24時間降水量は、多い所で、
九州北部地方:250ミリ、九州南部:150ミリ となっています。
九州南部を中心に、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に警戒してください。局地的に雷雲が発達して、短時間に滝のような雨が降る恐れがあるため、道路の冠水や落雷、竜巻などの突風にも注意が必要です。
西日本は広く雨や雷雨 北陸と東北は梅雨の晴れ間
明日28日(金)午前6時までに予想される24時間降水量は、多い所で、
中国地方、四国地方:100ミリ となっています。
北陸と東北は、朝晩に雲が広がる程度で、日中は晴れる見込みです。洗濯日和になりそうです。日差しが強いので、帽子や日傘などで紫外線対策をしてお出かけください。
北海道も晴れ間が広がりますが、気圧の谷の影響で、午後は所々で雨や雷雨がありそうです。天気の急変にご注意ください。
沖縄は晴れて、強い日差しが照りつけるでしょう。
大雨の時に危険な場所
① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られる恐れおそれがあります。
② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。
③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
④ 地下は浸水する恐れがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。
⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。
蒸し暑さが続く 熱中症対策を
九州や近畿から関東は、27℃前後の所が多く、蒸し暑さが続く見込みです。湿度が高いと、汗が蒸発しにくく、身体の中に熱がこもりやすくなるため、熱中症の危険度が高まります。綿や麻など通気性の良い素材の服装を選ぶとよさそうです。
四国と中国地方は、気温の上がり方が鈍く、25℃前後でしょう。
一方、北陸や東北、北海道は日差しとともに気温が上がり、金沢は28℃、新潟や仙台は27℃の予想です。帽子や日傘で日差しを避けたり、日陰で休憩したりして、熱中症対策を心がけてください。
北海道は、昨日26日(水)より大幅に高くなる所が多いでしょう。札幌は26℃と、4日ぶりの夏日(最高気温が25℃以上)になりそうです。急な暑さで体調を崩さないように注意してください。