14日~16日 日本海側を中心に警報級の大雪や猛吹雪の恐れ 北陸でも積雪急増か
15日(月)~16日(火) 北陸~北で大雪や猛吹雪に警戒
前線が通過した後、16日(火)にかけて日本付近は冬型の気圧配置に変わるでしょう。上空1500メートル付近でマイナス12℃以下の寒気が北陸や東北南部まで南下し、関東から四国にかけてマイナス6℃以下の寒気(平地で雪が降る目安)に覆われる見込みです。
このため、15日(月)の昼頃から日本海側では広く雪が降り、沿岸部はふぶくでしょう。季節風が強まるため、東海や近畿にも雪雲が流れ込む見込みです。16日(火)にかけて、北海道や東北、北陸では雪や風が強まるでしょう。山沿いを中心に大雪となる恐れがあり、寒気の程度によっては、警報級の大雪となる可能性があります。大雪や猛吹雪、吹きだまりによる交通障害に警戒してください。地震の影響で被害を受けた地域では、積雪の重みによる家屋の倒壊にも注意が必要です。
雪道で立ち往生 一酸化炭素中毒に注意を
車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。
防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。
寒さ対策 暖をとるポイント
●なるべく空気の層をつくる
重ね着をする、衣服の間に新聞紙を何枚か挟む、下着と衣服の間にレインコートを着るとサウナスーツのようになり防寒対策になります。また、床には段ボールや新聞紙を敷くと床の冷たさをやわらげることができます。
●首・手首・足首から体温を逃がさない
寒さは3つの首からと言われます。首にタオルを巻く、上着の袖やズボンの裾にテープを巻き、すき間から体温を逃がさないようにしましょう。
●身体を締め付けない
身体をしめつける服装は血行をさまたげ冷えの原因になるため、なるべくゆとりのある服を選ぶようにしましょう。
新聞紙などを利用して、できる限りの方法で暖をとり、体調を崩さないようにお気をつけください。