2週間天気 北陸や東北は週末にかけて大雨の恐れ 猛烈な暑さ続く 熱中症に警戒
前半:11日(火)~17日(月:海の日) 北陸や東北で大雨の恐れ
12日(水)以降は、梅雨前線の影響で、北陸や東北は曇りや雨の日が続くでしょう。特に、13日(木)頃にかけて、北陸や東北の日本海側では、局地的に雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる恐れがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫など注意が必要です。北海道も、湿った空気の影響でスッキリしない天気が続くでしょう。一方、関東から九州は晴れ間の出る日が多い見込みです。
最高気温は、平年並みか高く、関東から九州では、35℃以上の猛暑日となる日もありそうです。昼間だけなく、夜もあまり気温が下がらず、夜間の気温が25℃以上の熱帯夜の日が続く見込みです。夜も、冷房を適切に使用し、就寝前後にコップ1杯程度の水分を補給するなど、熱中症対策が必要です。
大雨の備え
①避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
②非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。
いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。
後半:18日(火)~23日(日) 北陸から北は天気回復
気温は平年並みの日が多い見込みです。日差しが少なくても、湿度が高いと、汗が蒸発にしにくく、体の中に熱がこもりやすくなるため、熱中症の危険度が高まります。室内でも、こまめに水分を補給し、通気性の良い素材の衣服を選ぶなど、熱中症にご注意ください。
熱中症 応急処置のポイント
① まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
② 衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
③ 水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。